それなの意味と使い方まとめ!腹立つ言葉と言われる理由も

あなたはネット上で使われている「それな」の意味がわからず困っていませんか?

「それな」はTwitterやネット上の若者の間で流行っている言葉ですが、広く一般に受け入れられ頻繁に見かけるようになりました。

そこで当記事では、意味がわからず戸惑っている方に向けて「それな」の意味と使い方をまとめてみました!

また使い方で注意したいのが、「それな」で返すと腹立つと感じる方もいることです。トラブルを避けるために腹立つ言葉と言われる理由と正しい使い方をぜひご覧くださいね。

それなの意味

それなは相手の話題に対して

そうだね
それそれ
確かにね

で返すのと同じ意味の使い方になります。

つまり「共感と同意」ということですね。

もう少し詳しく説明すると「自分も同じように考えていた」「自分も同じ考えだ」の同意。

「相手に言われて自分もそう感じた」「自分もそう思う」という共感の意味になります。

「それな」と省略されたのも、今の若者の会話は「了解」を「りょ」と省略したり、ノリよく短い言葉で進む傾向があるようです。

自分の考えを長々説明するよりも、手軽に返事できる「それな」が非常に使いやすい言葉なのでしょうね。

 

それなの使い方

では、例文を交えてそれなの使い方を見ていきましょう。

否定的な話題に対しての使い方

A君「あいつら責めてくるけど、あいつらだって出来ねーじゃん。巨大ブーメランだっての」

B君「それな!」

肯定的な話題に対しての使い方

Aさん「あー!嵐のライブに早く行きたーーい!相葉くんに会えるまで息できない!」

Bさん「それな!」

どちらでもない曖昧な話題に対しての使い方

Aさん「今の人絶対ヅラだと思うんだけど…自分で不自然だって気づかないのかな?」

Bくん「それな!」

使い方としてはネット上で頻繁に使われてる「激しく同意」と同じですね。

「激しく同意」も相手の話に強く共感(同意)する場合に使いますが、今は「それな」を使うことが多いようです。

それなの顔文字

「それ」を強調された顔文字と一緒にそれなを用いる使い方があります。顔文字と返事を組み合わせて使ってみてください。

  • σ゚ロ゚)σ
  • (σ゚∀゚)σ
  • (☞^o^)☞
  • ( ━☞´◔‿ゝ◔`)━☞

顔文字単独で使うと「ゲッツ?」と勘違いされる可能性がありますので注意しましょう。

それなは腹立つ言葉?

さてネット上や若者の間で多用されている「それな」ですが、最近はそう返されると腹立つという声が増えてきました。その理由は以下のとおりです。

上から目線や馴れ馴れしい印象をあたえる。

「そうだね」や「そう思う」といった同意の言葉にくらべて「それな」は、ぶっきらぼうな言い方になります。

たとえ同年代の友人同士でも少しムカッと腹立つことも…。

「それな」を言えばいいと思ってる。

それなは「本当はそう思っていない、なんにも考えていない」状態でも「同意や共感」を簡単に伝えられるため、とりあえず「相槌」として使う方もいるようです。

ただ何度も何度も繰り返していると、「とりあえず返事しておけばいいと思っている」と感じてしまうのが腹立つ理由のようですね。

つまり「話をちゃんと聞いてない」という「適当な返事」と勘違いさせてしまうのです。もし、相槌として使うなら同じく流行っている「あーね」のほうが良いでしょう。

もう知ってたアピール

「それな」がなぜ腹立つのか、その理由にとても納得したのがワイドナショーで発言した松本人志さんのこの言葉ですね。

一生懸命考えたツイートに”それな”で返されると腹立つ」と「”お前の考えなぞ、もう俺は前からわかってた”みたいな感じ

相手の意見を聞きたいのに、共感されるだけの手抜き返事では拍子抜けする。自分もそう思っていたという後出しジャンケン。

そのような意味に受け止められることが腹立つ理由なようです。

なんて返事したらいいか悩む。

LINEやTwitterで「それな」だけで返信されると、その後にどうやって話を続けたら良いのかわかない!!と相手に腹立つ方が多いようですね。

そのため返信が続かず会話が終わってしまうことも…。

返信を続けさせるには、「それな」単独で返信をせずに「それな!でも○○は~」と相手が返事しやすい使い方をすると良いでしょう。

以上が「それな」に腹立つ主な理由になります。

共感の意味なのになぜ腹立つの?と不思議に感じていた方も、この理由を知ると「そう思われても仕方ない」と納得できたのではないでしょうか。

 

あーねとの違いは?

先程、相槌としての使い方なら「あーね」が良いとお伝えしました。あーねも若者の間でよく使われる言葉になります。

あーねは「納得・理解」という「あーなるほどね」といった意味で、それなの「共感・同意」とは意味が違ってくるんですね。

詳しくはこちらで解説しています!

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それなの由来は?

最近の若者の流行り言葉の由来は、ネット上からが多いのですが「それな」の場合は由来の諸説が定かではありません。

テレビでは2chが由来であると紹介されていたようですが、2chユーザーは「それな」を使っていなかったという声があるようです。

有力な説としては「それな」の意味に近い関西弁の「せやな」「やんな」「ほんまそれ」が派生したという意見ですね。

関西圏の方がネット上やTwitterで「せやな」「やんな」「ほんまそれ」を使っていて、それを見た関東圏の方が徐々に自分たちの言いやすいように言葉をかえていったのではと考えられています。

参考:若年層流行語「それな」の方言性と使用実態

そして近年テレビで取り上げられたことで広く知られたようですね。

 

それなの意味と使い方まとめ

それなの意味と使い方をまとめてみましたが、いかがでしたか?

それなの腹立つ理由にもなんとなく理解いただけたのではと思います。それなに対して好意的な印象を持っていると、腹立つと感じるかも…と相手に向けて気遣う意識がなかなか持てないのかもしれません。

今後それなを使う場合は「腹立つと感じる理由」を思い出して、少しだけ使い方に注意してみるとよいですね。

ただ、流行り言葉であって返事の返し方は今までどおり「そうだね」や「そうそう」のほうが印象が良いと思います。

「それな」は相手に腹立つと受け止められる恐れがありますので、本当に気のおける友達同士で「それな」を使うことが、余計なトラブルにならない秘訣かもしれませんね。

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