「第三者の意見も必要だ」・・・というようによく使用される「第三者」という言葉。
ここでふと疑問ですが、「第三者」という言葉があるならば「第一者」や「第二者」と言う言葉もあるのでしょうか?
しかし「第一者」や「第二者」は日常会話ではあまり使わず、言葉があるならどんな意味があるのか、そもそも存在している言葉なのかも分かりません。
そこでこの記事では、「第一者」や「第二者」の存在と、もしあるなら意味と類語を調査してみました。
そもそも存在している言葉なのかも調べましたので、ご紹介していきますね!
第一者や第二者の意味
「第一者」と「第二者」という言葉ですが、結論から言うとこの2つの言葉は存在しません。
もちろん「第三者」という言葉は存在しており、「その件について当事者ではない者をいう」という法律用語です。
ではなぜ「第一者」「第二者」という言葉が生まれたのか。
それはきっと「第三者」という言葉があるため、当事者の“本人”が「第一者」、“相手”が「第二者」というような使われ方で広まったのだと思います。
ちなみに「第三者」は、当事者が2人を超える場合であっても、第四者、第五者…と言うように数字を増やして用いることはないそうです。
関係者が何人いても、その件に関係していない人は「第三者」で大丈夫です。
しかし「第一者(二者)監査」という言葉はある
先ほど「第一者」と「第二者」という言葉はないと述べましたが、『第一者監査』『第二者監査』という言葉は存在するんです。
『第一者監査』の意味とは、自社による、自社のマネジメントシステムの監査です。
詳しく言うと、自社のマネジメントシステムが「予め計画された品質目標」を“効果的に達成していることを経営者に伝える”目的で行われます。
そして『第二者監査』の意味とは、契約の相手側(購入者)の組織が供給者側の組織を監査することです。
まとめると、「第一者監査」は“自分たち”、「第二者監査」は“相手”のことを監査するということですね。
「第一者」「第二者」という言葉はないですが、
「第一者」 → 自分
「第二者」 → 相手
「第三者」 → 当事者じゃない人
という認識でだいたいOKだと思います。
第一者や第二者の類語
「第一者」「第二者」は”自分”と”相手”なので、いわば『当事者』という日本語が当てはまりますよね。
そのように、「第一者」「第二者」の類語をまとめましたのでぜひご参考にしてください。
◆ 「第一者」「第二者」の類語
・ 当事者
・ 対象者
・ 該当者
・ 当人
・ 当該者
・ 当該人物
・ 本人
・ 張本人
・ 当の本人
・ 当の人物
・ 当該の人物
・ 渦中の人
・ 渦中の人間
「第一者」と「第二者」の類語はこのように沢山の言葉がありました。
言葉の引き出しを増やすのにぜひお役立てください。
まとめ
第一者や第二者の意味と類語を調査し、存在している言葉なのかもご紹介しました。
「第一者」と「第二者」という言葉ですが、この2つの言葉は存在しないことが分かりました。
もちろん「第三者」という言葉は存在しており、意味は「その件について当事者ではない者をいう」という法律用語です。
しかし『第一者監査』『第二者監査』という言葉は存在しており、「第一者監査」は“自分たち”、「第二者監査」は“相手”のことを監査するという意味でした。
なのでまとめると、
「第一者」 → 自分
「第二者」 → 相手
「第三者」 → 当事者じゃない人
という認識でOKでしょう。
第一者や第二者の類語もご紹介しましたので、ぜひ役立てください。
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