あーねの意味と使い方まとめ!由来は方言なのかも調べてみた

会話の途中やネット上で「あーね」を使われてどんな意味だろう?と疑問に思っていませんか?

またネット発の流行り言葉?…とうんざりした方もいると思いますが、実は違うのです。

「あーね」は最近多いネットが由来の言葉ではなく、実は九州の方言から由来の言葉です。

方言が全国区になった言葉は神奈川や三河方面の「~じゃん」が有名ですが、「あーね」も関東圏から全国、そしてTwitterへと浸透してきているようですよ。

そこで当記事では「あーね」の意味と使い方、「あーね」の由来となぜ九州から流行ったのか調べてみましたのでご紹介します!

あーねの意味

「あーね」は相手の話題に対して、

あー、なるほどね
あー、そうだね

といった「納得・理解」の意味になります。

つまり会話の途中で相槌をうつときに用いる言葉ですね。

「うんうん」
「へぇ」
「そうなんだ」

と同じ使い方になります。

似ているネットの流行り言葉で「それな」がありますが、こちらは「同意・共感」と意味が変わってきます。

あーねの意味(納得・理解)

「あーそうだよね」
「わかるよー」など

それなの意味(同意・共感)

「私もそう思う」
「私もそれが言いたかったの」
「本当にそうだわ」など

詳しくこちらで解説しています!

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あーねの使い方

では、「あーね」の使い方を詳しくみていきましょう。

「うんうん」「そうなんだ」と同じ使い方になりますのでとても簡単ですよ!

使い方例文1

Aさん「テストで暗記苦手だな~」

Bさん「この赤フィルムと緑のペンを使うと暗記がはかどるよ」

Aさん「あーね。もっと早く教えてよ~w」

使い方例文2

Aくん「今日あいつテンション高くね?」

Bくん「なんか告白されたらしいよ」

Aくん「あーね。ってクソうらやましい」

使い方例文3

Aさん「あーねの意味って知ってる?」

Bくん「知ってるよ。あーそうなんだって意味だよ」

Aさん「あーね。こんなかんじの使い方かw」

以上が、「あーね」の使い方の一例になります。

「うんうん」「そうなんだ」と相づちしないタイミングで使わなければ、間違った使い方にはならないでしょう。

例えば…

間違った使い方

Aさん「今日のMステだれが出るんだっけ?」

Bくん「あーね。覚えてないよ」

Aさん「あーねのタイミング変じゃね?」

ここで相づちは明らかにおかしいですよね。

「あーね」は”相づちするタイミングで使う”のが正しい使い方になります。

あーねの由来とは?

さて冒頭で「あーね」はネットが由来の言葉ではなく、九州・福岡の方言が由来の言葉だとお伝えしました。

では、なぜ九州の方言が関東圏の若者やTwitter上で使われるようになったのでしょう。

由来としては、「あーね」は20年ほど前に福岡の若者の間で流行りだした言葉で、交通網の発達により九州地方の他県から福岡にやってきた若者が「あーね」を九州全域に広めっていったという説があります。

参考 おくにことばの底力!第9回 福岡の方言から

方言の広まり方一例

方言の広まり方としては、普段の会話に取り入れるというものがあります。

例として関西圏の方言「あかん」はやばいの代わりに使われたり、神奈川や三河方面の方言「~じゃん」は普段使いとして取り入れられていたりしますね。

このように「あーね」も九州地方の若者の会話で使われるようになり、徐々に他県にも広まっていったのでしょう。

やがてインターネットが発達し、「あーね」を普段使いする若者がTwitterやネット上で使い始め、それを見た若者がまた自分で使って広まっていったのが「あーね」の由来と思われます。

ちなみに「あーね」は若者言葉ですので、親世代(40代以上)の九州方面の方は使っていないそうですよ。

親世代の九州弁は?

面白い九州弁を一部ご紹介しますね。昔から使っていたため九州の人には方言だと思われてない言葉です。

【はわく】
掃くことを「はわく」といいます。

例・床をはわく

【なおす】
片付けることを「なおす」といいます。

例・本棚になおす

【からう】
背負うことを「からう」といいます。

例・リュックを背負う

九州の人は他県との交流で上記の言葉が全国区ではないと知り、ショックを受けるようですね。

もしかしたら、あなたが普段から使っている言葉も全国区ではないかも??一度地元の方言を調べてみるも面白いかもしれませんね!

あーねが腹立つ?

そんな、若者に気に入れられて広まった「あーね」ですが、使われると腹立つという意見があります。九州方面では方言として定着していますので、腹立つと感じるのは他県の方が多いでしょう。

どうやら「あーね」で返されると

適当に話を流された
ちゃんと話を聞いてない

と思う方もいるようですね。

相づちとして使う言葉のため、必然的に会話の中で使用する頻度が上がりうざったくなるのかもしれません。

また、腹立つ理由を別の角度で考えてみたところ「あー」が悪さをしているのではと思いました。

会話の中で「あー」「えー」「まっ」といった言葉を多用されてイラッと来たことがありませんか?

それに近いイントネーションの「あーね」になんだか腹立つ…そんな方がいるかもしれないですね。

 

あーねの意味と使い方まとめ

「あーね」の意味と使い方、「あーね」の由来となぜ九州から流行ったのか調べてみましたが、いかがでしたか?

九州・福岡の若者の方言が、20年という年月をかけて徐々に広まったという由来に驚かされましたね。

方言は大昔から伝承されるだけではなく、「あーね」のように新しく生み出されて次の世代へ引き継がれていくこともあるようですね。

さて「あーね」は相づちとして使いやすい言葉ですが、腹立つと感じる方もいる言葉ですので、頻度に気をつけて使ってみてください。

心配なら最初から頻繁に使わず、まずは話のネタとして「あーね」の意味や由来を振ってみて、反応が良ければ様子をみながら使ってみる…そんな方法もありだと思いますよ。

 この記事へのコメント

  1. 群馬の彦 より:

    「あーね」って福岡じゃなくて群馬由来の北関東方言なんじゃ…?

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