ネット界隈でたびたび使用される『マジキチ』という言葉。
多くの人が「マジでキチガイ」という意味で認識していますが、本来の意味は違うんです。
どうして間違った意味で広まってしまったのか、そもそも語源は何なのか気になりますよね。
そこでこの記事では、マジキチの本当の意味を調査してきました!
またマジキチの類語や語源など、気になる点もまとめましたのでぜひご覧ください♪
『マジキチ』の本当の意味
マジキチ=マジでキチガイという意味で捉えている方も多いのですが、この意味は本当の略ではないのです。
『マジキチ」の本来の本当の意味は、「マジでキチガイじみてるからやめろ」の略でした。
ですので『マジキチ』は、「お前ほんとキチガイ」という罵倒の意味ではなく、「キチガイじみてるからやめた方がいいよ」という警告の意味が本来正しかったのです。
ただ、やはりネットを見ていると「マジでキチガイ」の意味としてマジキチという使われ方をしている印象がありますね。
『マジキチ』の語源
『マジキチ』はもともと、2ちゃんねるの掲示板にて“特定の投稿に対する決まり文句”として使用されていた言葉です。
その当時は略さず、「マジでキチガイじみてるからやめろ」というこのままの文で頻繁に使用されていたそうです。
使い道は、常識的に正常ではない行為を注意する言葉として生まれ、2007年11月頃から使われ始めました。
そしてこの言葉が繰り返し使われていくうちに、いつの間にか「マジキチ」と略されるように。
この「マジキチ」は語呂が良く、短い言葉で相手を一蹴できる手軽さなどから急速に広まり、2008年の夏ごろから本来のフレーズより略された方が多く使われるようになったそう。
そのうちどんどん言葉が広がることにより、本来の意味や程度も薄くなっていったみたいですね。
なので最近では、本来の意味よりも「マジでキチガイ」の意味で使う人の方が多いという結果となりました。
キチガイとはどういう意味?
「マジキチ」という言葉の前に、「キチガイ」という言葉はきちんと理解していますか?
「キチガイ」とは発狂した人間や、端的に状態が著しく常軌を逸した人間を指します。
この言葉は精神障害者、知的障害者に対する蔑称として使われていた経緯もあり、現代では放送禁止用語とされているので、安易に使用できる言葉ではありません。
しかしネットでは、ある分野のマニアックな人たちを「〇〇キチ」と表現しており「キチガイ」が割とライトに使われていますが、それもあまりよろしくないという意見もあるようです。
→音キチ、カーキチなど
『マジキチ』の類語
『マジキチ』という言葉は相手によって不快感を感じる言葉。
ですので、他の言葉でも言い換えれるように『マジキチ』の類語をご紹介いたします。
・ 特異な ・ 変わった ・ 変わり者の ・ 変な ・ 特別な ・ 特殊な
・ おかしな ・ 気が触れた ・ 異常性のある ・ イってる ・ 異常な
・ 尋常でない ・ 病的な ・ 正常でない ・ 頭のおかしい ・ 問題がある
・ 気の狂った ・ アブノーマルな ・ まともではない・ おかしな
・ クレイジーな ・ イカれている ・ マッドな ・ マトモじゃない
・ どうかしてる ・ 頭のネジが飛んでいる ・ 正気ではない
・ 病んでいる ・ どうかなった ・ 狂乱の ・ 頭の狂った
・ クレージーな ・ 正気の沙汰ではない
このようにマジキチの言い換えが多数可能ですので、相手に不快な気分にさせないためにもぜひお役立てください。
まとめ
以上、『マジキチ』の本当の意味と類語や語源などもご紹介しました。
『マジキチ』は本来「マジでキチガイ」という意味ではなく、「マジでキチガイじみてるからやめろ」という言葉の略です。
この言葉はいつの間にか「マジキチ」と略され、語呂が良く、短い言葉で相手を一蹴できる手軽さなどから急速に広まっていきました。
しかし『マジキチ』の「キチガイ」は、人を軽蔑する差別用語として使われていたため、相手によっては不快な思いをさせてしまうでしょう。
ですので、ご紹介した『マジキチ』の類語をぜひご参考にしてください。
ネットのスラング語は知らない間に一般の人にも浸透し、意味をきちんと理解せずに使う人が多いのが現状です。
そのため知らず知らずのうちに人を傷つけてしまう可能性もあるので、使う言葉はきちんと意味を理解して使いましょう。
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