コーヒー牛乳とカフェオレの違いは知っていますか?
コーヒー牛乳もカフェオレもコーヒーと牛乳で作ります。
ですがそれぞれには明確な違いがあり、さらにダイエットにも最適な飲み物でもあるのです。
この記事では、カフェオレとコーヒー牛乳の違いとダイエットに最適なのはどちらか、そしてその理由も解説していきます。
カフェオレとコーヒー牛乳の違いは?
カフェオレとコーヒー牛乳の違いですが、まず牛乳の割合が違います。
私が良く飲む「ボス カフェオレ」と「雪印 コーヒー」を一例として紹介しますと
カフェオレはコーヒーを牛乳で1:1に割った飲み物です。
例.ボス:カフェオレ100mlあたり44カロリー、カフェイン40mg。
コーヒー牛乳は牛乳にコーヒーを少しまぜた飲み物です。
例.雪印コーヒー:100mlあたり93カロリー、カフェイン量5ml。
コーヒー牛乳のほうがカフェオレより牛乳の割合が多いため、カロリーが高くカフェインが少なくなっていますね。
コーヒー牛乳は牛乳をメインとした飲み物で、カフェオレはコーヒーをメインとした飲み物
カフェオレとコーヒー牛乳は材料や見た目が同じでも中身が違いのある飲み物になります。
文字にすると当たり前のことを改めて書いているようで面白く聞こえますが、分類としてカフェオレはコーヒー、牛乳は乳製品ということですね。
カフェラテとも違いがある?
カフェオレとコーヒー牛乳の他に、カフェラテとも違いがあるのでしょうか?
カフェラテに入れる牛乳はカフェオレやコーヒー牛乳の牛乳とは違い、蒸気で細かい泡を立たせたフォームミルクになります。
また旨味を濃縮した濃いコーヒーであるエスプレッソ2:フォームミルク8の割合でブレンドしたものがカフェラテです。
カフェラテもコーヒー牛乳とは違い、コーヒーの飲み方のひとつで。
見た目はそれぞれ似ていますが、実際に飲み比べをしてみると味の違いがわかると思いますよ。
カフェオレとコーヒー牛乳はダイエット向き
カフェオレとコーヒー牛乳に含まれている牛乳の脂肪分と、コーヒーのカフェインはダイエットに最適な成分です。
なのでダイエットしたい場合はおすすめ。
では、その理由など詳細にお伝えしていきます。
高脂肪は腹持ちがいい
まず、どうしてカフェオレやコーヒー牛乳はダイエットに最適なのか?
それは、牛乳に含まれる高脂肪はダイエットで嫌われる存在なのですが、実は胃で消化されるまでに時間がかかる成分だからです。
消化順は
- 糖質(炭水化物)
- たんぱく質
- 脂質
先に消化されてしまう炭水化物の「うどん」や「お米」は腹持ちがわるい食品になりますね。
逆に脂質は消化が後になりますので、間食予防につながりやすくなるわけです。
ちなみに、炭水化物も油を含む調理法に変えれば消化されるまで時間が掛かるため、腹持ちの良い食品に変わりますよ。
ダイエット中は昼に油の多い食品を食べれば、夜までの間食予防に繋がりますね!
脂質では太らない
ダイエットの敵とみられがちな脂質ですが、このような実験結果が出ています。
オハイオ大学は高脂肪な食事では血中の脂肪濃度を増加させない、高炭水化物な食事が血中の脂肪濃度を増加させるのだという研究結果をまとめました。
引用:http://wp.butcher.jp/mecblog/abroad/lowsugarhighfatdiet
ようは太る原因が脂質のとり過ぎではなく「炭水化物のとりすぎ」によるもの、ということ。
低炭水化物な食事をしているとき、体は優先的に飽和脂肪酸を燃焼させる。
引用:http://wp.butcher.jp/mecblog/abroad/lowsugarhighfatdiet
ダイエット中にあえてコーヒー牛乳やカフェオレを飲むなら、低炭水化物の食事をするのがより効果的です。
低炭水化物とは白米とかよりも玄米とかですね。
なので、昼に高脂質と低炭水化物の食事をすることでと、間食を防ぎながら脂肪を燃やせてダイエットに繋がるようです。
カフェインの様々なダイエット効果
カフェインにはダイエットに最適な5つの効果があります
- リパーゼという消化酵素を活性化する成分で、脂肪がたまるのを防ぐ効果があります。
- 血行促進効果で体温があがり基礎代謝を増やして痩せやすい身体になります。
- クロロゲン酸により脂肪の分解と蓄積を抑制します。
- 水分や老廃物を排出する利尿作用があります。
- 腸を収縮させる神経を刺激するため便秘改善につながります。
これらの成分を効率よく吸収するために、80度前後の温度でドリップして摂取がおすすめです。
※インスタントではダイエット向きの成分をあまり摂取できません。
ドリップコーヒーにはダイエット向きの成分が多く含まれていますし、ジテルペン類という中性脂肪や、血中コレステロールを増やしてしまう成分をフィルターで除去できます。
また摂取するのは消化のタイミングに重なる食後か、運動後の30分前がベスト。
運動の脂肪燃焼効果と、カフェインの脂肪燃焼効果でWの効果を期待できます。
ダイエットにはどっちを飲む?
牛乳とコーヒー、両方の成分にダイエット効果がありますが、よりどっちがダイエット向きと言えるでしょうか。
単純にカロリーだけを見た場合
雪印コーヒー:100ml 93カロリーカフェイン量5ml
ボス カフェオレ:100ml 44カロリーカフェイン40mg
なので、カフェオレのほうが良い気がしますね。
しかし、ダイエット中につい間食してしまう方には高脂肪のコーヒー牛乳のほうが、脂肪の蓄積を防げます。
運動する方なら脂肪燃焼効果のあるカフェインを多く含むカフェオレのほうが、効率的にダイエットできるでしょう。
ダイエットでつい間食しがちな方 → コーヒー牛乳
運動をよくする方 → カフォオレ
が、おすすめです。
カフェイン摂取時の注意
カフェイン摂取時、水分不足に注意してください。
水分不足では脂肪が燃えませんし、水分補給には向かない飲み物です。
またカフェインは鉄分の吸収を抑制する効果があるため、鉄分が大切な妊娠中のカフェインの過剰摂取はさけましょう。
カフェインの効果は摂取してから3~4時間持続します。効果が切れるタイミングで補給すると過剰摂取も防げるのでおすすめです。
実はコーヒー牛乳という商品は売っていない
2003年の飲料乳の表示に関する公正競争条約にて、生乳100%のものしかパッケージに牛乳という表記ができなくなりました。
コーヒーを混ぜてしまった段階で生乳100%にならないので「牛乳」とパッケージに表示できないのです。
ですので「コーヒー牛乳」という商品はお店の棚に並んでいません。「カフェラテ」「カフェオレ」「ミルクコーヒー」や、雪印のように「コーヒー」として販売されています。
え、そんなバカな?!「コーヒー牛乳」って売っているよ!!と思った方が多いかもしれません。
私もそう思って改めてスーパーに行き確かめてみましたが、本当に「コーヒー牛乳」という商品はありませんでした。
今まで「コーヒー牛乳」だと錯覚していたとは正直驚きました…。
ちなみに「ミルク」「乳」は無脂乳固形8%以上、乳脂肪3%以上で使えますので、「ミルクコーヒー」はセーフです。
カフェオレとコーヒー牛乳の違いまとめ
カフェオレとコーヒー牛乳の違いは、
カフェオレはコーヒーを牛乳で1:1に割ったもの。
コーヒー牛乳は牛乳にコーヒーを少しまぜたもの。
カフォオレはコーヒーの飲み方の1つで、コーヒー牛乳も牛乳の飲み方の1つ。
カフェラテの場合はカフェオレやコーヒー牛乳と違い、フォームミルクを使います。
カフェオレとコーヒー牛乳、カフェラテは全く別の飲み物ということでした!
また牛乳の高脂肪とコーヒーのカフェインにはそれぞれダイエット効果があって、脂肪分の多いコーヒー牛乳は腹持ちが良いので、間食しがちな方におすすめ!
脂肪燃焼効果のあるカフェインを多く含むカフェオレは運動前の摂取がベストです。
ただ…ダイエットには、消費エネルギー>摂取エネルギーが鉄則です。
腹持ちが良く脂肪燃焼効果が期待出来ても、消費エネルギーより摂取エネルギーが上回れば太りますので、カフェラテやコーヒー牛乳のとり過ぎに注意してくださいね。
以上、カフェオレとコーヒー牛乳の違い!ダイエットに最適なのはどっち?でした。
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