鬱アニメの意味とは?どんな作品か有名どころ一覧も紹介

日本のアニメは世界に誇れるれっきとした文化です。

世界的にも有名な作品でいえば「ジブリ」「ドラゴンボール」「ワンピース」などが挙げられますね。

しかしそんな日本のアニメの中に、『鬱(うつ)アニメ』と呼ばれるジャンルがあるのはご存知でしょうか?

『鬱アニメ』とは一体どういう意味なのか?

どういう作品の特徴が『鬱アニメ』と呼ばれているのかなどなど・・・

この記事ではそんな『鬱アニメ』の意味や、そのジャンルの中で有名な作品もご紹介していきます!

普通のアニメ飽きてしまった場合や少し刺激が欲しい場合は是非この記事を参考に『鬱アニメ』の世界に入って見ましょう♪

『鬱アニメ』ってどういう意味?

まず鬱アニメとは、「観ている最中や観終わった後に“鬱”になるアニメ」という意味です。

“鬱になる”というのは「病気」の意味ではなく、「気分がズーンと重くなる」という意味。

この言葉はネット界隈でよく使用される言葉で、鬱アニメと共に「鬱展開」という言葉もよく使われます。

ただし誤解しないでいただきたいのは、鬱アニメだからと言って必ずしも面白くない作品という訳ではありません。

中には不快になる鬱アニメの作品もありますが、鬱展開だけど『感動して泣ける不朽の名作品』も多いのです。

それらの作品は後ほどご紹介するとして、続いては鬱アニメの特徴をご紹介していきます。

鬱アニメの特徴

鬱アニメの意味について紹介しましたが、鬱アニメの作品の特徴として、以下のものが挙げられます。

・ひたすら重いテーマやストーリー
・雰囲気が暗く重い
・登場人物がどんどん死んで行く

(ギャグのノリで死ぬ・悪役が死ぬなどは除く)
・登場人物がとにかく悲惨な目にあう
・救いがない結末・バッドエンド(鬱エンド)
・生々しいグロシーンが多い
・ヒロインが性的暴行をされる

上記のもの以外にも人によっては、

・主人公がまるで自分のようで、駄目な自分を見ているような気分になる
・主人公がモテまくりで、「自分もあんな青春送りたかった」と後悔する

というような作品も鬱アニメという人もいます。

では鬱アニメはどんなアニメが当てはまるのでしょうか。

続いては、鬱アニメの中でも有名な作品をご紹介していきます。

 

鬱アニメの代表作

鬱アニメの有名作品としていくつかご紹介していきます。

ご紹介するのは鬱アニメの中でも名作と言われる作品をメインに挙げていきます。

気になった作品があればぜひチェックしてみましょう。

火垂るの墓

『火垂るの墓』は子供から大人まで幅広い世代に人気なジブリ作品の一つです。

火垂るの墓はジブリ作品の中でも子供向けではなく、「戦争」を題材にした社会問題系の作品として仕上がっています。

むごい戦争が題材なので多くの人が観るのをためらう悲惨な物語が展開されていきます。

そのため「鬱アニメ」と定義されていますが、戦争をあらためて考えさせられる不朽の名作です。

魔法少女まどか☆マギカ

『魔法少女まどか☆マギカ』はネット界隈では説明不要の超有名アニメ作品ですね。

日本市場におけるテレビアニメのブルーレイ・DVD売り上げでは、本作の1〜3巻が歴代3位までを占める記録を残す人気ぶり。

一見可愛らしい絵柄なので「プリキュア」のような魔法少女が明るく戦うアニメを想像しますが・・・。

『魔法少女まどか☆マギカ』はストーリーを追うごとに少女たちの心をえぐるような、重くハードな物語が展開されていきます。

さらに主要キャラクターたちもどんどん死んで行くという衝撃的な展開や、絵柄やタイトルとのギャップもあり『鬱アニメ』と言われています。

進撃の巨人

『進撃の巨人』一大ブームとなった人気アニメ作品ですね。

見た目が気持ち悪い巨人に仲間が次々と喰われるグロシーンや、現実の残酷さを突きつけられるシーンなども多いため「鬱アニメ」と言われています。

しかし作品の世界観戦闘方法考えさせられる場面やセリフも多々あり、鬱展開が多いながらも人気を博しています。

漫画の絵柄が苦手という人も多いですが、アニメだと絵柄がさっぱりしており戦闘シーンも迫力満点なので、そういう方はアニメで観るのもオススメです。

ぼくらの

先ほどご紹介した3作品のような地名度はあまりありませんが、鬱アニメとして欠かせない人気作品『ぼくらの』です。

『ぼくらの』は、壮大なスケールのロボットアニメで15人の子供たちがパイロットになり地球を守るため巨大ロボットに乗って戦います。

しかし、ロボットの動力源は人間の生命力1度戦うごとに1人ずつ死んでいきます。

ストーリーの流れは基本的に、

1. パイロットに選ばれる
2. 選ばれた子供の夢や家族の話、別れと決意が語られる
3. 悲しみの中戦い抜く
4. 心半ばで死んでゆく

という救われない展開が続くため鬱アニメと言われています。

しかし実際は人間の生きざまを濃密に描いた作品であり、単なる鬱アニメのくくりには入れられない作品という意見もあるほど。

原作の漫画の方ではアニメには収まりきらなかったエピソードもあり、結末も少し違うようなので気になる方は漫画もチェックしてみましょう。

その他の鬱アニメ

上記ほど名作とはいませんが、他にもたくさん鬱アニメがあります。

一覧でご紹介いたしますので、気になる方はぜひチェックしてください。

◆ ひぐらしのなく頃に
◆ 惡の華
◆ School Days(スクールデイズ)
◆ 機動戦士Vガンダム
◆ N・H・Kにようこそ!
◆ 今、そこにいる僕
◆ なるたる
◆ 未来日記
◆ アカメが斬る!

特に『School Days』は鬱アニメとしては非常に優秀?で、最後の展開は観る人にはスッキリ、観る人にはすごく鬱、というように分かれるアニメかなと思います。

 

まとめ

以上、鬱アニメの意味やどんな作品が鬱アニメなのか、そして有名どころも紹介しました。

鬱アニメの意味とは、「観ている最中や観終わった後に“鬱”になるアニメ」という意味で、簡単にいうと「気分がズーンと重くなる」アニメという意味です。

鬱アニメは後味が悪いですが、暗い展開だからこそ人々を魅了する何かがあるのは間違いありません。

明るい話ばかりじゃつまらないという方も一定数いますよね。

怖いけど、黒く渦巻く世界を見てみたい・・・というなんとも言えない感情は誰しも持っています。

そんな場合はこの記事でご紹介した『鬱アニメ』をぜひチェックしてみてはいかがでしょうか。

普通のアニメには無い面白さが必ずあると思います。

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