最近は季節に関係なく鍋や土鍋を使った料理を楽しむことも多くなっていますよね。
ですが、使う回数が増える分、鍋や土鍋が外にも内側にも焦げや汚れがついて目立ってきますよね。
せっかく美味しい料理を食べようとしているのに焦げや汚れが目立つと食欲がなくなってしまいます。
そこでこの記事では、鍋や土鍋の焦げの落とし方や重曹を使った簡単なテクニックを調査しました!
また、素材別で焦げの落とし方も変わるので、素材別についてや焦げないための予防法にうちても紹介します。
もし鍋や土鍋の焦げや汚れが気になる方は、ぜひ参考にして下さい。
重曹を使った鍋の焦げ落とし簡単テクニック
まず最初に鍋や土鍋が焦げてしまった場合に一番簡単に焦げを落とす方法として重曹がありますので、その方法を紹介します。
重曹はお掃除アイテムとしてもよく使われるものです。
重曹は今では100円均一でも売っていて手軽に手に入るものなので家に置いておくと便利でしょう。
鍋や土鍋の焦げ落としには重曹が効果的ですが、素材によっては使えないものがありますので必ず確認をして下さい。
アルミ製とテフロン加工したものは使用しない方が良いです。
アルミ製品はアルカリに弱いため変色したり穴が空いてしまうことがあります。
テスロン加工はフッ素加工が剥げてしまう事があるので使用しないようにしましょう。
そもそも重曹とは?
そもそも、重曹とは何かと言うと簡単にいうと炭酸水素ナトリウムのことです。
弱アルカリ性で、加熱すると炭酸ガスが発生して、酸性の汚れや匂いが中和され研磨効果などの効果もあります。
<重曹の効果>
・鍋や土鍋の他にキッチン周りの汚れも落とす
・消臭や湿気取り
・洗濯にも使える
・歯磨きも出来る
・化粧品やシャンプー・入浴剤
・食用ならスイーツ作りに使えます
水に溶けにくいことや粒子が細かく人体への影響が少ない事から掃除に重宝されています。
重曹は白い粉末で砂糖や塩に似ており、人体に影響が少ないとはいえ管理には十分に注意して下さい。
重曹を使った焦げ落としで用意するもの
重曹は粉末のまま使用しても良いし、水で溶いてペースト状やスプレータイプにしても使いやすいですよ。
ただ、鍋や土鍋の場合には粉末のまま使用します。
<用意するもの>
・重曹
・水
・ゴム手袋
・スポンジ
どれも日用品で掃除には必要なものなので、持っていない場合はこれを機会に揃えてみてください。
重曹を使った焦げ落としの手順
1.汚れを落としたい鍋や土鍋を用意します。
2.鍋に水と重曹を入れますが10:1くらいの割合が目安です。
3.弱火で10~30分程、加熱し、火を止めて放置します。
4.お湯が冷めたら、スポンジなどで擦って汚れを落とします。
※火傷には注意して下さい。
焦げや汚れが落ちない場合は、重曹の量を調整してもう一度この作業をするか直接、重曹をかけて水で濡らしたスポンジで擦っても大丈夫です。
これで鍋や土鍋の焦げはだいたい落ちるので、ぜひ試してみてくださいね。
重曹が残らないように綺麗に洗い流してください。
次は重曹以外で鍋や土鍋の焦げを落とす方法をご紹介します。
重曹以外で鍋の焦げの落とす方法
まずは鍋の焦げを落とす方法です。
鍋の焦げを落とす方法は重曹の他にも色々あります。
鍋の素材によって効果的なものが違いますし、間違った方法は傷をつけてしまう事もあるので素材を確認してから行うようにしましょう。
素材別のおすすめの方法をご紹介しますので参考にして下さい。
アルミ鍋の焦げ落とし
アルミ鍋は一般的に使用している方が多いと思います。
アルミ鍋の焦げを落とすには重曹は使えませんが、他に2つの方法があります。
クレンザーか酸素系漂白剤を使いましょう。
柔らかいスポンジで擦って落とします、地味な作業ですが傷をつけずに綺麗に落とせます。
テフロン加工鍋の焦げ落とし
テフロン加工したある鍋はフッ素がコーティングされているため、重曹を使うと剥がれてしまうため使用する事が出来ません。
鍋に水を入れ10分程、沸騰させて汚れを浮かせ焦げを落とします。
フッ素を剥がさないように、硬い物で擦ってもいけませんので注意が必要ですね。
研磨剤が入っているクレンザーもコーティングが剥がれる原因になりますので使わないようにしましょう。
鉄鍋の焦げ落とし
鉄鍋は重量感があるので男性の方が好んで使用する場合が多いようです。
鉄は焦げや汚れがつきやすいので、こまめにお手入れをする事をおすすめします。
鉄は耐熱性が高いため、空焚きで焦げを作って落とす方法が出来ます。
そして十分に冷ましてからヘラなどで焦げを落とします。
銅鍋の焦げ落とし
独特の色合いや色々な料理に適している銅鍋は、熱が鍋全体に伝わりやすく耐久性にも優れています。
銅鍋も重曹は使用できません、傷がつきやすいので硬いたわしなども使用できません。
焦げを落とすには、水を入れて沸騰させ焦げを浮かせて柔らかいスポンジで落とします。
また水や塩にも弱いため、使った後は水気を拭き取り風通しの良い所に保管しましょう。
耐熱ガラス鍋の焦げ落とし
ガラス製なので中身が全て見えるため料理が出来上がった時は綺麗なのですが、焦げを作ってしまうと目立つため困りますよね。
耐熱性なので強いイメージを持っている方も多いですが、あくまでもガラス製品なので割ったりしないよう取り扱いには注意して下さい。
水を入れて沸騰させる方法でも簡単に落ちますが、頑固な焦げには重曹を混ぜて一晩置いておくと、より効果的です。
ホーロー鍋の焦げ落とし
ホーロー鍋はデザイン性やカラフルな色使いが雑貨のようで女性に人気があり、保温性に優れています。
焦げやすいというデメリットもあり、焦げが出来た場合は直ぐに対処するこまめなお手入れが必要です。
鍋に水と台所用洗剤を入れて放置しておけば綺麗に焦げは落とせます。
勿論、重曹を使用しても綺麗に落とせますが、洗い物のついでに洗剤を入れておくだけの方が簡単です。
どうしても落ちない場合は重曹で入れて沸騰させ、柔らかいスポンジで擦り洗いをして下さい。
重曹以外で土鍋の焦げの落とす方法
土鍋の焦げを落とすには重曹かお酢の二択です。
硬いたわしなどで洗うと土鍋が傷ついてしまうので使わないようにしましょう。
クレンザーなどの研磨剤が入っているもので土鍋を擦ると刷り込まれてしまうので使わないようにしましょう。
水を沸騰させて一晩放置しておいてもある程度は落とすことが出来ますので、頑固な焦げには重層かお酢を試して下さい。
お酢で焦げを落とす
お酢は酸性ですので野菜やキノコなどのアルカリ性の汚れを落とす効果があります。
1.土鍋に水とお酢を入れて沸騰させます。
2.沸騰したら火を止め、一晩放置します。
3.翌日、スポンジで軽く擦っておとします。
お酢の匂いが苦手と言う方は次の方法を試してみて下さい。
匂いが気になる時はお茶
土鍋に食材やお酢の臭いがついてしまい気になる方はお茶の葉で消臭する事が出来ます。
1.土鍋に水を入れ、お茶の葉を入れます(茶葉は使い終わった物でOK)
2.10分ほど沸騰させたら火を止め、冷めるまで待ちます。
3.完全に冷めたら水洗いして下さい。
お茶には殺菌効果もあるので時間がある時に試してみてください。
注意点は急激な温度変化に弱いのでお湯は完全に覚めてから水洗いしましょう。
以上、鍋や土鍋の焦げを落とす方法についてでした。
ただ、そもそも焦げを作らないように鍋や土鍋を使いたいところですよね。
そこで、次は鍋や土鍋で最初から焦げを作らない方法をご紹介します。
鍋や土鍋の焦げを予防する方法とは?
鍋も土鍋も使う前に対策を立てておけば焦げる心配がありませんよね。
上手に使って、いつまでも綺麗に使って鍋や土鍋料理を楽しみましょう。
鍋の焦げ予防策
鍋が焦げる原因は次のようなものがあります。
使い方を間違えなければ焦げを防止する事が出来ますので覚えておいて下さい。
<焦げる原因>
・火が強い
・火にかける時間が長い
・油の量が少ない
・傷んだ鍋や土鍋を使用していた
・水分が無くなっていた
このような状態を発生させないため、鍋からは目を離さないようにしましょう。
鍋を使用する前にも傷などが無い事を確認し安全にも気を付けて下さい。
土鍋の焦げ予防策
土鍋の焦げを防止する方法は3つポイントがあります。
・目止めをする
・調理中の火加減を調整する
・使用後はしっかり乾かす
目止めとは、使い始める前に米のとぎ汁を土鍋に入れて煮込み、細かい穴にデンプン質を埋め込む事を言います。
調理中の火加減は、鍋と同じで火が強すぎたり、火加減を間違えると焦げてしまいます。
土鍋はしっかり乾かさないとカビの原因になります、風通しの良い所に保管しましょう。
まとめ
以上、鍋や土鍋の焦げの落とし方や焦げの防止方法の紹介でした。
基本的には水や重曹などを入れて沸騰させ、焦げを浮かせて落とすやり方が簡単です。
ただ、鍋の素材や土鍋によって焦げや汚れを落とす方法が違うので、必ず確認した上で実践するといいですよ。
力を入れて擦るのではなく、大切に扱って落とせば長持ちさせることができます。
参考になれば嬉しいです♪
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