料理をする時に必ずと言っていいほど使うフライパン。
ただ、使っているうちに焦げや汚れが気になってきますよね。
そんな焦げや汚れがついたフライパンで調理をすると味が落ちたり焦げが混じったりして美味しく感じられませんし、なにより調理する際に手間になるかと思います。
ただ、洗剤だけではなかなか落ちない焦げや汚れも使い方や簡単な方法で解決でき、フライパンを焦げ付かないようにすることもできますよ。
そこでこの記事ではフライパンの焦げる原因と、焦げを落とす方法や焦げ付かない対処法などを調査してきました!
綺麗なフライパンを使用すれば料理が楽しくなりますので、ぜひ参考にしてください。
フライパンの焦げる原因
まず、フライパンを焦がしてしまう原因はフライパンの素材によっても違います。
テフロン加工がしているものと加工していないものとの違いです。
テフロン加工とは
テフロン加工(一般的にはフッ素樹脂加工)をすることによって
熱に強く
薬品に強く
電気を通さず
くっつかないで滑りやすい
といった特徴があるものになります。
テフロン加工のフライパンが焦げ付きにくい理由は摩擦がものすごく小さく、表面に触れているものは滑りやすくなるため、焦げ付きにくくなります。
もちろん、普段のフライパンの使い方によっても焦げてしまいますので注意が必要です。
フライパンが焦げる原因としては主に5つあります。
・フライパンの温度が低い
・調理前の油が少ない
・調理中の火が強い
・テフロン加工が剥がれている
・調理後の汚れが落ちていない
焦げる原因は調理前から始まっており、ほんの少しの気遣いで防止や対処することができるので丁寧に使用しましょう。
それでは、焦げる原因についてもう少し詳しく説明していきましょう。
フライパンの温度が低い
フライパンの温度が低いと食材とくっついてしまい焦げの原因となります。
食材を入れる前に温度を80℃以上に熱しておくと良いと言われています。
目安としては水を数滴たらして、すぐに蒸発したら良い頃合です。
煙が出るくらい熱する人もいますがフライパンを傷める原因にもなりますので、煙が出る前に火を弱めた方が良いでしょう。
調理前の油が少ない
テフロン加工以外のフライパンを使用している方は調理中の油の量に注意が必要です。
太る事を気にして油の量を少なくしてしまう方がいますがフライパンにとっては焦げの原因です。
フライパンに油を十分に馴染ませる事によって料理も美味しく仕上がりますから思い切り油を使って下さい。
調理中の火が強い
調理中の温度にも注意が必要です。
十分に温まったフライパンは200℃を超えると焦げる原因になります。
フライパンだけでなく食材も焦がしたり、くっついたりしてしまいます。
火の通りを良くしようと強火で調理しがちですが、自分で思っているより少し弱火が丁度良いそうです。
調理中は火加減をよく見て調整するようにしましょう。
テフロン加工が剥がれている
テフロン加工をしているフライパンを使用している方は多いと思います。
テフロン加工のフライパンは水を弾くため焦げ付きやくっつきが起きないと売り出している商品です。
ですが劣化によってテフロンが剥がれてしまい焦げやすくなる事があります。
剥がれてしまえばテフロン加工していないフライパンと同じですので、火加減や油の量に注意して使いましょう。
調理後の汚れが落ちていない
フライパンを使った後、何もしないで放置すると油や汚れはこびりついてしまいます。
フライパンに食材が残っていると劣化の原因になるので早めに洗いましょう。
洗った後は空焚きしてしっかりと乾燥させ油を薄くひいておくと、次に使用するときに焦げつきにくくなります。
ただ、注意していてもフライパンが焦げてしまうことがあるかと思います。
そこで、次はフライパンの焦げを落とす方法を見ていきましょう。
フライパンの焦げを落とす方法は?
長年そのままにしていた焦げも、うっかりつけてしまった焦げも無理やり擦ってはフライパンを痛めてしまいます。
ここでは簡単にフライパンの焦げ付きを落とす方法を4つご紹介します。
見た目が綺麗になると料理も美味しくなりますので、ぜひ試してみて下さい。
フライパンの空焚きをする
テフロン加工していないフライパンで一番簡単な方法は空焚きすることです。
火にかけて煙が出るくらいまで熱してから水につけると汚れを落とす事が出来ます。
フライパンが冷めたらヘラなどで擦ると焦げがとれますよ。
空焚きしているので火事にならないよう気をつけて作業して下さい。
沸騰させたお湯を使う
テフロン加工しているものもテフロン加工以外にも使える方法です。
フライパンに水を入れて軽く沸騰させます、煮立ってくると汚れが浮いてくるので後はお湯を捨てるだけです。
それでも落ちない頑固な焦げには、一晩置いて次の日にスポンジで擦ると落とすことができます。
重曹でフライパンの焦げをおとす
テフロン加工やステンレス製のフライパンに効果があるのが重曹です。
フライパンに水と重曹を入れ沸騰させると、重曹が炭酸ソーダのようになり頑固な焦げなども浮かせて落とします。
焦げ具合によって重曹の量を調節しましょう。
そして、焦げをとった後は、洗剤で綺麗に洗って乾燥させましょう。
お酢でフライパンの焦げをおとす
特にアルミ製のフライパンの焦げを落とすのにお酢が効果的です。
重曹と同じように掃除アイテムとして活用させることが多く、焦げを落とすのにも効果的です。
焦げたフライパンに水とお酢、少しだけ台所洗剤を混ぜて沸騰するまで熱します。
焦げた所から泡が出てきますので、火を止めてしばらく放置するとスポンジなどで擦ると簡単に落ちます。
塩でフライパンの焦げを落とす
粒子の粗い塩でフライパンの焦げを落とすこともできます。
焦げている部分に塩をかけて火で熱します、熱くなったら濡らしたスポンジで擦ります。
フライパンは熱くなっているので十分に気を付けて下さい、水で温度調整をしながら行なって下さい。
さらにお酢を加えて擦っても効果があり、フライパンを磨きたい時にも使用できます。
塩は家に常備してあると思うので思い立ったらやってみましょう。
以上、フライパンの焦げ付きを落とす方法の紹介でした。
それでは、そもそもフライパンの焦げをなるべく防ぐために次は焦げ付く前に対処する方法をご紹介します。
フライパンが焦げ付かない対処法
簡単に焦げを落とす方法をご紹介してきましたが、最初から焦げを作らないのが一番ですよね。
焦げが出来る原因でご紹介しましたが、以下のことをやらなければ料理している最中にフライパンが焦げて食材がくっつくということも防ぐことができます。
テフロン加工のものとそれ以外のものを区別して詳しくご紹介します。
テフロン加工しているもの
テフロン加工のフライパンはフッ素コーティングが剥がれてしまうと効果が無くなってしまいます。
なので、テフロン加工が剥がれないように気をつける事がポイントです。
具体的にはどういったことに気をつけておけば良いか下記にまとめました。
<焦げ付かないフライパンにするために(テフロン加工)>
・強火で加熱しない
・調理後はすぐに水につけない(冷やさない)
・フライパンを擦らない
・重ねて保管しない
・クッキングシートを使う
他にも食材を入れっぱなしにしては加工が剥がれる原因となります。
テフロンは高温に弱く加工が剥がれやすいので調理中も火加減には注意しましょう。
テフロン加工以外のもの
テフロン加工以外のものも基本は同じです。
雑に扱うとそれなりに焦げや汚れがついてしまうので大切に扱いましょう。
<焦げ付かないフライパンにするために(テフロン加工以外)>
・材料を入れる前に加熱する
・油をたっぷり馴染ませる
・使用後はしっかり洗う
これらの注意を守ればフライパンの焦げの心配も少なくなりますよ。
どれも少しだけ気をつければ良い簡単な方法なので試してください。
長期的に使うフライパンだからこそ、大事に使っていくことが焦げ付かないフライパンにするために重要なのです。
まとめ
以上、フライパンの焦げを落とす方法や焦げ付かない対処法について情報をまとめました。
フライパンは調理器具として絶対に不可欠ですが、焦げ付いてしまうとストレスも溜まってしまうと思います。
だからこそなるべく焦げ付かないフライパンにするために大切に使用して長持ちさせたいですよね。
無理に焦げや汚れを落とさずに、フライパンの素材を確認してご紹介した方法の中から適切なものを選んで試して下さい。
見た目も綺麗になり、料理も美味しく、調理する事が楽しくなりますよ!
最近のコメント