カフェオレとカフェモカとカフェラテとカプチーノの違いまとめ

カフェオレとカフェモカとカフェラテとカプチーノの違いをご存知でしょうか?

今や日本のどこでも見かけるカフェの種類ですが、違いを気にせずなんとなく好みで同じものを注文している方も多いようです。

もしかしたら、ミルクとコーヒーの配合が違うんだろうなぁというザックリとした感覚かもしれませんね。

当記事ではそんなカフェオレとカフェモカとカフェラテとカプチーノの違いまとめて比較してみました。

それぞれの違いは?

カフェオレとカフェモカとカフェラテとカプチーノの違いは、

  1. コーヒーの抽出方法の違い
  2. 豆の違い
  3. ミルク含有率の違い

といった3つの違いがあります。

また、豆とミルクの違いや配合量によって甘さや苦味にも違いがありますので、どれが1番甘くて1番苦味があるのかもご紹介しますね。

 

コーヒーの抽出方法の違い

コーヒーの抽出方法はカフェオレのみドリップ式で、他の3種類はエスプレッソ式になります。

カフェの種類 抽出方法の違い
カフェオレ ドリップ式
カフェオカ エスプレッソ式
カフェラテ エスプレッソ式
カフェチーノ エスプレッソ式

ドリップ式

ドリップ式はフィルターを使ってお湯でコーヒー粉をこして抽出する方法です。

紙や布のフィルターをゆっくり通ってこすため、抽出するまで3分前後かかります。

エスプレッソ式

エスプレッソ式焙煎したコーヒー豆を粉末にして、エスプレッソマシンで圧力をかけて30秒前後の短時間で抽出する方法です。

ドリップ式のほうが抽出時間が長いためカフェイン量が多くなります。反対にエスプレッソは短時間のためカフェイン量がすくなく、濃いコーヒーを抽出するため量も少なくなります。

その分旨味が濃縮されています。

豆の違い

ドリップ式では浅煎りの豆を使用します。浅煎りの豆は酸味が強く苦味が弱い特徴があります。

エスプレッソ式は深入りの豆を使用します。深入りの豆は酸味が弱く苦味が強い特徴があります。

ミルクの違い

カフェの種類 ミルクの違い
カフェオレ 火やレンジにかけて温めたミルク
カフェモカ スチームミルク(+チョコレートシロップ)
カフェラテ スチームミルク
カプチーノ スチームミルクとフォームミルク

スチームミルクとは、蒸気で温まったミルクと泡が混じった状態のミルクのことです。エスプレッソマシンで作ることができます。

エスプレッソマシンのスチームノズルにミルクをセットすると、ノズルの小さい穴から高温の蒸気が出てきて、温めながら泡立たせることができます。

小さい泡で短時間だけ蒸気を含ませると滑らかでクリーミィなスチームミルクが完成します。

そのスチームミルクをさら大きく泡立てればフォームミルク(泡のミルク)です。カプチーノに欠かせないものですね。

スチームミルクの役割は、ミルクの風味を味わうことももちろんですが、コーヒーの風味を逃さないためでもあります。

カフェオレの特徴

カフェオレはフランス語。

「オ」は~入りという意味で「レ」は牛乳という意味です。直訳するとコーヒー入り牛乳ですね。

火やレンジで温めた牛乳とドリップを1:1の割合でブレンドしたものです。

フランスでは朝食にコーヒーを飲む家庭が多いものの、空きっ腹にコーヒーはキツいためミルクを足すようですね。

良い意味で薄味なコーヒーです。ミルクの風味でマイルドさが出ています。

日本で「オレ」は牛乳と混ざった飲み物という認識があり、いちごオレ、抹茶オレ、バナナオレなど、コーヒー以外の飲み物とブレンドするときに使う言葉になっていますね。

 

カフェモカの特徴

カフェモカはエスプレッソ+スチームミルク+チョコレートシロップで作ります。

「モカ」はモカコーヒーの意味でコーヒー豆の産地ブランドのことです。

コーヒー豆はカカオに似た風味があることから、チョコレートを使ってそれに似せたものになります。

お店によってはホイップクリームを載せたりアーモンドをトッピングしたり、見た目も楽しめるのが特徴です。

コーヒーの苦味と甘みのバランスのよいコーヒーです。

 

カフェラテの特徴

カフェラテはイタリア語の造語で、本来はラッテが牛乳の意味です。

泡立てたミルクを乗せるカプチーノと勘違いされやすいですが、カフェラテはエスプレッソとスチームミルクをブレンドしたものです。

エスプレッソ2:スチームミルク8の割合のため、こくがあって苦味を感じるけれど甘いコーヒーになります。

 

カプチーノの特徴

カプチーノはエスプレッソとスチームミルクをブレンドしたものに、フォームミルクを乗せたものです。

ブレンドの割合はお店によって様々で、3:3:1や1:1:1などがあります。

カプチーノとは、ようは泡立ったカフェラテ。ただ、コーヒーの割合がカプチーノのほうが多いのでよりビターなのはカプチーノです。

 

1番苦くて1番甘いのは?

コーヒー大好きという方も言れば、コーヒーは眠気覚ましにしか飲まないよ、という方もいるかとおもいます。

著者は眠気覚まに飲むならブラックですが、好んで飲むのは甘いコーヒーです。

ですので、カフェオレとカフェモカとカフェラテとカプチーノの違いで1番気になることは「どれが1番苦くてどれが1番甘いのか」ということ。

ここからは著者のまったくの好みになりますが、ご参考までにどうぞ!

①甘さの順番

カフェオレ>カフェラテ>カフェモカ>カプチーノ

単純に牛乳の割合が多いほうが甘みを感じやすいです。甘さの代表でもあるチョコレートシロップを入れるカフェモカは甘さが増えるというよりチョコ味になるという感覚ですね。

②苦味の順番

カプチーノ>カフェラテ>カフェモカ>カフェオレ

どれも牛乳で割っているので苦味は強くありません、あえて言うならコーヒー味が強めの順番ですかね。

眠気覚ましにコーヒーは危険?

眠気覚ましブラックコーヒーを飲んだり、気分転換にコーヒーを飲む方はカフェインのとり過ぎにご注意くださいね。

2006年のシカゴ大論文(1)。102人を対象にカフェインと脳の働きの関係を調べたもので、その結果は以下のとおり。

1. 50mgのカフェインだと脳の働きに変化は出ない
2. 150mgのカフェインを飲むと疲労感がやわらぎ、注意力がガンとあがった
3. 450mgのカフェインを飲むと、逆に不安感が強くなり、短期記憶が低下した

つまり、カフェインのメリットを引き出すには缶コーヒーを1本だけ飲めば十分で、それ以上はデメリットのほうが大きくなっちゃう可能性が大。
引用:http://buzz-plus.com/article/2015/07/25/cafe-3/

コーヒーにもよりますが缶コーヒー1杯やカップ1杯で摂取するカフェイン量は50~100mgになります。

ですので、眠気覚ましや気分転換にコーヒーを飲むなら2杯までがベスト!!

摂取してから効果がでるのは30分後くらいです。効かないと何杯も飲むのは避けたほうがよいですね。

またコーヒーに混ぜるミルクの脂肪分がカフェインの吸収を穏やかにしてくれて、カフェインの効果を長持ちさせてくれます。

実はブラックよりも、カフェオレ、カフェモカ、カフェラテ、カプチーノのが効果が続くということですね。

ただ、効き目は個人差が大きいのであくまでも目安にしてくださいね。

 

カフェオレとカフェモカとカフェラテとカプチーノの違いまとめ

最後にそれぞれの違いと特徴を一覧にまとめてみました。

コーヒーの名称 豆の違い 抽出方の違い ミルクの違い
カフェオレ 浅煎り ドリップ式 火やレンジで温めたミルク
カフェモカ 深煎り エスプレッソ式 スチームミルク+チョコレートシロップ
カフェラテ 深煎り エスプレッソ式 スチームミルク
カプチーノ 深煎り エスプレッソ式 スチームミルク+フォームミルク

①甘さの順番(著者調べ)

カフェオレ>カフェラテ>カフェモカ>カプチーノ

②苦味の順番(著者調べ)

カプチーノ>カフェラテ>カフェモカ>カフェオレ

甘さと苦味の感じ方は個人差が大きいとおもいますので、いやいや私はカフェモカが1番甘いと思う!など、ぜひコメントを頂けると嬉しいです!

ちなみにですが、イタリアではコーヒー牛乳=カフェラテでありエスプレッソでもあります。フランスも、ドリップ式もエスプレッソ式も「カフェ」で通じます。

どちらのお国も、実は日本のようにきっちり区切っていません。

カフェオレ、カフェモカ、カフェラテ、カプチーノの違いは日本独自の色が強いようです。

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