「放出」をあなたは何と読みますか?
実は「放出」には「ほうしゅつ」以外の読み方「はなてん」があるのです。
「ほうしゅつ」ではなく「はなてん」という読み方は最近になってネットで話題になりました。
では読み方が変わると意味にも違いが出てくるのでしょうか?
わかりやすく「放出」を「はなてん」と読むはなぜか、その意味やほうしゅつとの違いも紹介しましょう。
そもそも「はなてん」が話題になった理由は?
Yahoo知恵袋にこのような投稿がありました。
300万回以上閲覧されランキングの上位に表示される投稿です。
以前にも似たような投稿はあったようですが、一般的に放出は「ほうしゅつ」としか読まないこと、実際にはなんて読むのか意味や違いを知りたいという疑問から閲覧数が伸びたようです。
あなたも「放出(ほうしゅつ)」と「放出(はなてん)」の意味や違いについて気になったかもしれませんね。
では、この投稿が言うように「放出(ほうしゅつ)」と読むと教養がないと判断されるのでしょうか?
いいえ違います、そんなことはありません。
「ほうしゅつ」と「はなてん」の意味と違いは?
「ほうしゅつ」と「はなてん」の意味と違いは、
ほうしゅつ → 何かを放り出すと言う意味の単語。
はなてん → 大阪市の一部の地名のあらわす固有名詞。
「ほうしゅつ」と「はなてん」は、そもそも意味や使用する状況が違いますし「はなてん」は大阪市の一部の地域での読み方です。
放出の読みは「ほうしゅつ」が一般的
「放出」の一般的な読み方は「ほうしゅつ」で、小学校1年生で習う言葉です。
何かを放り出す、何かがあふれ出る、手放すことを意味します。
「はなてん」は「ほうしゅつ」と違って大阪の一部地域でのみ使われる読み方です。全国的に習う言葉ではありませんので「はなてん」を知らない人のほうが多いのです。
むしろ放出(ほうしゅつ)と言う言葉を知らないほうが教養がないと言えるでしょう。
「放出(はなてん)」と読む由来は?
「放出(はなてん)」は大阪市鶴見区と城東区にまたがる地域の地名の読み方になります。
大阪人以外はまず読めない日本の難解地名のうちのひとつで、「放出(はなてん)」と読む由来は2つあります。
由来1
昔、大阪は湖となっていてその湖水が旧淀川への放出口となっていたため、水の「はなちてん」がなまって「はなちで」となり、「はなてん」になったといわれています。
由来2
熱海神宮から三種の神器のひとつ草薙剣を盗みだした僧侶が乗った船が難破しこの地に漂着。
神の怒りを恐れて剣を手から放ったという伝説に由来するとも言われています。この地区にある阿遅速雄(あじはやお)神社の石碑がその伝承を伝えています。
「はなてん」は話のネタにはいいかも?
「放出」を「はなてん」と読むのはなぜか、その意味やほうしゅつとの違いをご紹介しました。
2つの言葉の違いは
「放出(ほうしゅつ)」が何かを放出する(熱を放出する、バーゲン大放出など)という意味
「放出(はなてん)」は大阪の一部地域の名前の読み方という意味
で、使い方に違いがある言葉でしたね。
一般的には、放出は「はなてん」ではなく「ほうしゅつ」と読みます。
冒頭でお伝えしたYahoo知恵袋の投稿は、いわゆる釣り師が他人の反応を見るために、癇に障るような文章をわざと投稿したものになります。
一般的には放出(ほうしゅつ)と読むため、その違いや意味は何なのか?と注目をあつめ、見事に300万回も釣れてしまったようですね。
他のSNSでは彼女が彼氏になっていたり、シチュエーションを変えて今も沢山の方を釣っているようです。釣ることに意味はあるのか一般ユーザーにはわかりませんが、楽しんでいるようですね…。
ただ、放出(ほうしゅつ)を「はなてん」と読むのはインパクトがありますので、この2つの意味や違いをネタとして話題にあげると面白いと思ってもらえそうです。
もし意味や違いをすぐに答える人が居たなら、あなたは大阪人でしょう!と当ててみると盛り上がるかもしれませんね。
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