冷蔵庫は一家に一台必ず必要なもので、生活において無くてはならない存在です。
そんな冷蔵庫の相場はファミリー向けサイズでだいたい15万円〜20万円と決して安くないお値段。
ひとり暮らしでも安い冷蔵庫だと2万3万円くらいで買えますが、自炊するなら5万円くらいは必要。
しかしそんな中、日本製品で30万円以上の高級な冷蔵庫も続々と販売されていますね。
高級モデルの冷蔵庫は普通の価格帯のものと比べどんな違いがあるのでしょうか?
冷蔵庫の広さなのかデザイン性なのか、気になるところだと思います。
そこでこの記事では高級な冷蔵庫の情報をまとめ、普通との違いや人気・おすすめもご紹介していきます。
高級な冷蔵庫は普通の冷蔵庫と何が違うの?
ファミリー向けの冷蔵庫の相場が20万円なので、ここでは30万円以上の冷蔵庫を高級冷蔵庫としてご紹介していきますね。
そんなワンランク上の冷蔵庫は普通のモノと比べ何が違うのかまとめてみました。
保冷技術がすごい
高級な冷蔵庫は「チルド室」や「野菜室」の保冷技術がすごいことになっています。
というのも、最近各メーカーがしのぎを削っている技術のひとつが「チルド室」の保冷技術なんです。
少し前は、この二つがトレンドでした。
・熱々の食材を冷まさずに冷凍
・急速冷凍で細胞損傷を抑制する冷凍方法
しかしここ数年は、冷凍とチルドの中間の温度帯で凍らせないでストックする冷却に各メーカーが注力しています。
★パナソニック「微凍結パーシャル」
★三菱電機「氷点下ストッカーD」
★日立「真空チルド」など
冷凍よりは保存期間が短くなりますが、最大のメリットは、
・冷凍焼けや解凍によるドリップがほとんどない
・生のままおいしさをキープできる
というが魅力だと思います。
また、「野菜室」も湿度コントロールするだけでなく進化が進んでいます。
野菜の光合成を利用したり、野菜から出るガスを分解して有効活用するなど・・・
野菜の”シャキシャキ感”をそのまま数日感は保持できるような工夫を各メーカーが施していおり、高級な冷蔵庫と普通な冷蔵庫の違いとして機能の有無があるようです。
使いやすさのこだわり
毎日使う冷蔵庫だけに、使いやすい構造であることも大切ですね。
高級モデルの冷蔵庫は、電動でドアが開くタイプもあるんです。
両手がふさがっていても肘などでドアにタッチすれば開けられる便利な仕様です。
電動式の中には、半ドアになると自動でドアが閉まるモデルもあり、お子様がちゃんと閉めなかったり、うっかりミスの場合も電気代の節約にもなるのでオススメです。
こういった使いやすさが高級な冷蔵庫と普通の冷蔵庫の違いにもなっているようですね。
普通の冷蔵庫はただ冷やすというのに対し、高級な冷蔵庫はその冷やし方であったり、デザイン面や使いやすさが圧倒的に優れていると感じました。
それでは続いて、高級冷蔵庫のおすすめや人気一覧を紹介していきます。
人気・オススメの高級冷蔵庫
では、人気でオススメな高級モデルの冷蔵庫をご紹介していきます。
気になったものがあればぜひチェックしていきましょう。
三菱電機 WXシリーズ MR-WX52C
実売価格 367,070円
“高性能真空断熱材”の採用でさらなる省エネ性が図られた『置けるスマート大容量』シリーズの新モデルです。
「クリーン朝どれ野菜室」は、世界初の「ハイブリッドナノコーティング」を使用した抗菌トレイを導入し清潔さもアップ。
●サイズ/質量:W650×H1821×D699mm/約118kg
●容量:517L(冷蔵室 277L/野菜室 98L/製氷室 23L/瞬冷凍室 30L/冷凍室 89L)
●ドア開閉タイプ:両開き(フレンチ)
●ドア数:6ドア
★氷点下の3つの温度帯を使い分け、鮮度を長持ち
-3~0℃で保存する『氷点下ストッカーD』は、氷点下になっても凍らない過冷却状態を維持する独自の技術。
氷点下でも生のままで保存でき、肉や魚の鮮度が長持ちします。
また、ドリップを抑えて解凍できる機能もあって解凍後の状態も良好という優れもの。
★密閉構造と3色LEDが野菜の力を引き出す
密閉構造で野菜のうるおいを保つ野菜室は、内部に3色LEDを配置しています。
1日の光の変化と同じサイクルを作り、光合成を促すことで野菜の栄養素を増やすという仕組みです。
野菜もお花と同じように水分を逃さず光を当てれば活き活きするというわけです。
キャベツやレタスなどの葉野菜は、「ビタミンC」や「糖量」がアップし、見た目の青さが増すのも嬉しいですね。
パナソニック HPXタイプ NR-F503HPX
実売予想価格 339,930円
新たに開発された新形状の薄壁筐体を採用し、本体幅はそのままに冷却部品をコンパクト化した「微凍結パーシャル」搭載冷蔵庫の新モデルです。
新開発の「フラット冷却システム」と新「エコナビ」で省エネ性能も向上しています。
●サイズ/質量:W650×H1828×D699mm/約118kg
●容量:500L(冷蔵室 258L/野菜室 105L/製氷室 17L/新鮮凍結ルーム 28L/冷凍室 92L)
●ドア開閉タイプ:フレンチドア
●ドア数:6ドア
★「微凍結パーシャル」はお弁当の作り置きに最適!
『微凍結パーシャル』は、肉や野菜が凍り始めるギリギリの温度で保存してくれます。
冷凍より食材を傷めず、チルドより長持ちしてくれます。
解凍いらずで1週間保存できるのは魅力的ですね。
下ごしらえしておいたハンバークや味付け肉なども、解凍せずに調理ができるので大変便利です。
コンプレッサーが上にある『トップユニット方式』はパナソニック独自のレイアウトになっていて、下方の野菜室スペースが広く取れて使いやすくなっています。
また、冷凍室も独自の『ワンダフルオープン』。
本当に引き出しが奥までしっかり開き、見やすくて取り出しやすいうえに、2段トレイで小分け収納も楽にできます。
★フルオープンの引き出しで大きな野菜も出し入れ簡単
大きな野菜もラクラク入る、フルオープンの引き出し式収納は秀逸です。
また、密閉度の高い『うるおいシャッター』構造と、適切な湿度にコントロールする『モイスチャーコントロールフィルター』で、野菜の鮮度もしっかり維持。
さらに微粒子イオン『ナノイー』を行きわたらせることで、ポリフェノールやビタミンA等の栄養素をアップする効果もあります。
日立 「真空チルド」XGシリーズ R-XG5100H
実売価格 319,760円
真空の効果で鮮度を保つ日立だけの「真空チルド」を搭載した冷蔵庫の新モデルです。
炭酸ガス生成能力を向上させた新「プラチナ触媒(ルテニウム配合)」により、食品表面の酵素の働きを抑えておいしく保存します。
●サイズ/質量:W685×H1818×D699mm
●容量:505L(冷蔵室 269L/野菜室 94L/冷凍室 142L)
●ドア開閉タイプ:フレンチドア
●ドア数:6ドア
★独自の「真空チルド」が食材の酸化を防ぐ
『真空チルド』は、約0.8気圧の真空状態にすることで酸化を防いで鮮度を維持する独自の機能。
真空パックの食材が長持ちするのと同じような仕組みだと思っていただければ分かりやすいかも。
さらに、新『プラチナ触媒(ルテニウム配合)』で炭酸ガスを生成し、食材の酵素の働きを抑える機能もあります。
お刺身だと3日間も保存が可能。
ラップなしでも乾燥しにくいので、食べるまでの間にお刺身を冷やしておくなどの使い方もできます。
★炭酸ガスで野菜を眠らせて鮮度をキープ
『新鮮スリープ野菜室』も、炭酸ガスが自動生成されるすごい技術を搭載しています。
新『プラチナ触媒(ルテニウム配合)』で、炭酸ガスの生成をよりアップ。
これは、炭酸ガスの濃度が高いと、野菜の気孔が閉じて呼吸活動が低下し、野菜が眠っているような状態になって劣化が止められるという原理です。
東芝 「べジータ」FWXシリーズ GR-M510FWX
実売価格 343,440円
冷蔵庫の中段に使用頻度の高い野菜室をレイアウトした「ベジータ」の新モデルです。
野菜の乾燥を防いでうるおいを閉じ込める「ミストチャージユニット」を採用した「もっと潤う 摘みたて野菜室」で、野菜の保存性が高まりました。
●サイズ/質量:W650×H1833×D699mm/117kg
●容量:509L(冷蔵室 260L/野菜室 112L/製氷室 20L/冷凍室 117L)
●ドア開閉タイプ:両開き(フレンチ)
●ドア数:6ドア
★「速鮮チルド」の冷却速度がアップし、一気に冷やす
凍らせずに鮮度維持ができる冷却モード『速鮮チルド』の冷却スピードをより速くすることで、一気に中まで冷やして鮮度とおいしさがキープできるようになりました。
また、『解凍』モードでは冷凍食材を入れておくと30分で切れるようになるので、調理に少量だけ使いたい時に重宝。
『野菜そのまま冷凍』や『ドライモード』など、野菜を下ゆでせずに冷凍できる機能も魅力的。
チルド室が上下2段で、収納しやすくたくさん入るのもポイントです。
★「うるおい自動補給」で95%の高湿度をキープ
野菜室が真ん中に配置されているのが東芝の特徴。
10年以上前は、野菜室が中央の冷蔵庫が主流だったので、買い替えによってレイアウトが変わるのがイヤという人にはオススメ。
また、高湿度95%以上をキープすることで野菜のうるおいを保ちつつ、庫内を3~5℃の低温にして、野菜を休眠状態のまま鮮度を維持します。
雪室で野菜を保存して冬を越す、という昔ながらの知恵を生かした手法です。
シャープ SJ-GX50D
実売価格 375,840円
チルドルーム内を清潔に保つ高密閉構造の「プラズマクラスターうるおいチルド」を新たに採用。
人工知能とIoTを組み合わせたクラウドサービス「COCORO KITCHEN」に対応し、献立や食品保存方法などを教えてくれます。
●サイズ/質量:W685×H1833×D699mm/109kg
●容量:502L(冷蔵室 259L/野菜室 73L/冷凍室 170L)
●ドア開閉タイプ:フレンチドア
●ドア数:5ドア
ステンレスパネルなので、扉の開閉により温かい空気が入ると結露が起きやすい特徴があります。
しかし逆にその結露を活用して庫内の湿度を維持するというユニークな仕組みです。
寿司屋のネタケースのように、食材に冷気を直接あてずに間接的に冷やすので、食材が乾燥しにくく鮮度が維持できます。
『メガフリーザー』と銘打つだけあって、170Lの大容量冷凍室も特徴です。
また、冷凍室が自由自在に仕切れる『4切り(しきり)名人』のおかげで大容量になっても、食品の整理整頓がしやすく便利です。
★「うるおいガード」が野菜の乾燥を防ぐ
野菜室全体のうるおいを保つ『うるおいガード』で、野菜室の湿度を維持。
左右上下背面の5面からの輻射冷却で、雪下保存のような安定した低温高湿を実現し、野菜の鮮度を維持しています。
野菜室が真ん中にあり収納がしやすいのも魅力。
ただし、野菜室自体の容量はコンパクトなので、野菜はこまめに買いに行く人に向いています。
以上、高級な冷蔵庫の人気がありおすすめできる冷蔵庫の紹介でした。
それぞれの冷蔵庫に特徴があり、デザインや機能などが違ってくるので、自分にあった冷蔵庫を選択してみるといいですね。
それでは、最後に高級な冷蔵庫を調査していくうちに見つけた、超高級な冷蔵庫を紹介します。
高級すぎる冷蔵庫の値段
最後に、高級すぎる冷蔵庫の値段について調査してみましたので紹介します。
Amazonで冷蔵庫を価格順に並び替えると下記の冷蔵庫の情報がでてきました。
1位:マカンブラック655 Lフロストフリー並列インバータコンプレッサー冷蔵庫(91万円)
温度調節はもちろん、0度まで温度を簡単に下げることも可能な冷蔵庫ですね。
2位:ワールプールWhirlpool WRS576F1DM ステンレス冷蔵庫 724L:(62万円)
こちらの冷蔵庫は冷蔵だけの役割ではなく、氷を作ったり、ウォーターサーバーの代わりにもなるようです。
また、サイズも相当な大きさで、ひとり暮らしで自炊するなら150〜200Lで良いと言われていますが、上記の冷蔵庫は700L超えです。
3位:パナソニック 冷蔵庫 6ドア 650L パーシャル搭載 ミスティスチールグレー(フロスト加工) NR-F655WPX-H(46万円)
パナソニックから2019年3月に発売される冷蔵庫はなんと46万円という高価格でした。
まとめ
高級な冷蔵庫の普通との違いと人気やおすすめの冷蔵庫を紹介しました。
ファミリー向けの冷蔵庫の相場が20万円なので、ここでは30万円以上の冷蔵庫を高級冷蔵庫としてご紹介いたしました。
高級な冷蔵庫は「チルド室」「野菜室」の技術の違いにありました。
ご紹介した冷蔵庫の中には、
・野菜を特殊な技術によって傷まず長持ちさせる
・真空状態にして鮮度を保つ
・人工知能とIoTを組み合わせたクラウドサービスで献立を教えてくれる
などなど技術力の高さに驚きました。
家族が多く、冷蔵庫の食材が多くなりがちの方は、この記事でご紹介した“ワンランク上の冷蔵庫”を検討してみてはいかがでしょうか。
買ってよかったと思えるような冷蔵庫に出会えると思いますので、後悔のない冷蔵庫選びをしてくださいね♪
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