空気中のホコリを換気してくれるのに便利な「空気清浄機」。
排気ガスや花粉、PM2.5の問題で窓を開けられなかったりと空気清浄機が生活必需品のご家庭も増えつつありますね。
最近はシンプルな機能でリーズナブルなモデルから「加湿・消臭・除菌」効果が期待できるモデルまで幅広く揃っています。
そんな中で最近、各メーカーが力を入れているのが実勢価格で5万円を超える高級モデル。
中には10万円を超えるモデルまで出てきていますが、普通の空気清浄機と何が違うのか気になりませんか?
そこで今回は高級な空気清浄機の情報まとめとオススメもご紹介していきます。
小さなお子様がいる方やペットの匂いが気になる方にもオススメです。
空気清浄機の効果とは?
そもそも「空気清浄機」にはどういう効果があるのかについてですが、空気中に浮遊するホコリや花粉、ハウスダスト等を除去するための機器です。
空気中のウイルス菌やにおい菌を吸い込んで除去してくれるので、こんな効果も期待できます。
・風邪予防
・花粉症対策
・カビ対策
・におい対策
そして空気清浄機に「加湿機能」が搭載された「加湿空気清浄機」というものもありますね。
「加湿空気清浄機」の加湿機能は名前の通りで空気の加湿を行ってくれます。
部屋の湿度が高くなると、
・インフルエンザの菌が繁殖しづらくなる
・喉や鼻が潤って風邪を引きにくくなる
・体感温度が上がる
などいいことが沢山あり、空気清浄機と合わせることによって風邪予防などの効果が期待できるということです。
では、高級な空気清浄機は普通の空気清浄機と何が違うのか見ていきましょう。
高級空気清浄機と普通の空気清浄機の違い
高級な空気清浄機と普通の清浄機の違いは下記の2つのポイントにありました。
★機能面
★性能面
高級な空気清浄機の多くは、普通の空気清浄機に比べてより機能や性能が優れているのです。
それでは機能面と性能面、どのような違いがあるのかまとめていきます。
高級空気清浄機の違い1:機能面
高級モデルの空気清浄機には「加湿」と「除湿」の機能が備わっているものが多いです。
これらは「加湿器」「除湿器」として単独の家電としても販売されています。
その「加湿」と「除湿」の機能も空気清浄機に備わるということですから、当然価格は高くなりますよね。
そして最近は「自動おそうじ機能」が付いているものも多くあります。
空気清浄機は“黒子的な存在”なのでついつい掃除も忘れてしまいがちですが、自動お掃除機能によって空気清浄機自体をきれいに保ってくれやすくなるのです。
なので「自動おそうじ機能」は大変便利な機能で、空気清浄機自体の値段も高くなってしまうわけですね。
高級空気清浄機のPOINT
①「加湿」と「除湿」の機能も搭載
②「自動お掃除機能」付き
高級空気清浄機の違い2:性能面
次に高級な空気清浄機の違いとして性能面ですが、これは3つの要素が絡みます。
一つ目は「HEPAフィルター」の有無です。
「HEPAフィルター」は通常では除去できない0.3μm以下の浮遊物・ウイルス等にも対応してくれます。
具体的には「イオン」などを発生させて0.3μm以下の浮遊物・ウイルス等を除去。
ちなみに、タバコの煙の粒子は0.3μm以下のものが多く、普通の空気清浄機で完全除去するのは厳しいそうです。
二つ目は、いかに高速で浮遊物を除去できるかです。
何でも早いのが望ましいですが、空気を綺麗にするのもそれなりに時間がかかります。
しかし高級モデルは“なるべく早く”空気清浄をしてくれるので、その分価格も高くなります。
日本で販売されている空気清浄機は、
・日本の「JEMA規格(日本工業会規格)」
・アメリカ他で用いられている「AHAM規格」
のどちらかの規格でテストされているのが基本です。
この2つのテスト結果のいずれかを掲げていない製品は、第三者的な評価がない製品ですのでオススメできないとのこと。
三つ目は空質センサーやWi-Fi機能などを搭載し、IoT化による「見える化」が進んでいること。
空気清浄機の最大の問題は「効果が見えづらい」点にありました。
しかしIoT化により、スマートフォンから空気の質の推移などを確認できるようになれば効果が一目瞭然になりますよね。
そのようなIoT化が進んでいる空気清浄機は高級モデルにしか搭載されていません。
高級空気清浄機のPOINT
①0.3μm以下の浮遊物・ウイルス等を除去
②高速で浮遊物を除去
③IoT化が進んでいる
それでは、ここからはオススメの高級な空気清浄機をご紹介します。
もしも少しでも良い空気清浄機がほしいと考えている場合は参考にしてもらえたらと思います。
オススメ高級空気清浄機5選
5万円以上の高級モデルの売れ筋ランキングには空気清浄機の人気メーカー「ブルーエア」「カドー」を中心に、
・対応畳数が広く
・清浄スピードが速い
といったモデルがランキングされていました。
その中からオススメな空気清浄機を5つご紹介していきます。
cado(カドー)「AP-C500」 | |
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思わず深呼吸したくなる世界最高水準の空気清浄機です。タバコの煙や花粉はもちろん、一般的な空気清浄機では難しい「ホルムアルデヒド」も強力に吸引し除去してくれます。フィルターには「 フォトクレアシステム 」を採用し、LEDの可視光を利用して吸着したウィルスや有機物を分解・無害化。汚れてきたらセルフクリーニング機能が働き、清潔や状態を維持してくれるなど、今までにない機能も魅力です。さらに室内の空気を循環させてくれるサーキュレーター的な働きもしてくれるので、エアコン効率もアップし電気代も節約に。 | |
価格 | ¥102,652 |
清浄スピード | 3分 |
最大適用畳数 | 39畳 |
加湿量 | 加湿機能なし |
静かさ | 30db〜 |
サイズ | W423×D297×H714mm |
吸引位置 | ヨコ面 |
集塵方式 | ファン式 |
フィルタ寿命 | 1年 |
本体の幅 | 423mm |
プラス機能 | 静電タッチパネル ニオイセンサー・ホコリセンサー 銀イオン抗菌HEPA フォトクレアテクノロジー |
ダイキン「ACZ70P(MCZ70P)」 | |
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除湿も加湿もできるダイキンの最高級モデル。「全自動しつどコントロール」搭載で、お部屋の温度に合わせた目標湿度になるように除湿・加湿を自動で切り換え、コントロールし、最適な空気環境にしてくれます。さらに除湿機能も搭載なので、梅雨の時期や冬の部屋干しなど1年中大活躍です。静電HEPAフィルター×電気集塵方式×ストリーマで集塵・分解してくれます。 | |
価格 | ¥91,200 |
清浄スピード | 9分 |
最大適用畳数 | 31畳 |
加湿量 | 630ml |
静かさ | 18db〜 |
サイズ | W415×D340×H690mm |
集塵方式 | 電気集塵式 |
加湿の機構 | 水車タイプ |
吸引位置 | 前面・ヨコ面 |
フィルタ寿命 | 10年 |
マイナスイオン | アクティブプラズマイオン |
本体の幅 | 415mm |
プラス機能 | 静電タッチパネル ニオイセンサー・ホコリセンサー 銀イオン抗菌HEPA フォトクレアテクノロジー |
Blueair(ブルーエア)「650EK110PAW」 | |
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「特化型空気清浄機」というカテゴリーを確立したブルーエア社の代表作。1996年の設立当初から変わらない設計で世界60カ国以上の販売実績を誇る信頼性がブルーエア社にはあります。独自開発した「3ステップHEPASilentフィルター」は、目の大きさの異なる3層フィルターで構成されており、微細な汚れを除去しつつ、1枚で構成されたフィルターに比べて格段に目詰まりしにくく風量を維持することができる優れもの。シンプルで上質な空気清浄機が欲しいという方にはオススメです。 | |
価格 | ¥74,800 |
清浄スピード | 2.5分 |
最大適用畳数 | 39畳 |
加湿量 | 加湿機能なし |
静かさ | 28db〜 |
サイズ | W500×D340×H660mm |
集塵方式 | 電気集塵式 |
吸引位置 | 前面・ヨコ面 |
フィルタ寿命 | 6ヵ月 |
本体の幅 | 500mm |
プラス機能 | 3方向供給 ダストセンサー・ニオイセンサー HEPASilentフィルター |
シャープ「KI-JP100」 | |
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プラズマクラスターは自然界に存在するのと同じ + と - のイオンで、濃度を高めても安全性が確認された、シャープ独自の技術です。 50,000個/cm³までイオン濃度を高めることにより、空気浄化力の向上に加え、 新たな効果が期待できます。さらに人感センサーが人の不在を検知すると、空気の汚れに合わせて賢く気流を切り替え、パワフルに空気を浄化してくれる優れもの。そして洗えないソファーやカーペットを狙って、消臭・除菌してくれるプラズマクラスターパワフルショットも魅力の一つです。 | |
価格 | ¥ 88,789 |
清浄スピード | 6分 |
最大適用畳数 | 46畳 |
加湿量 | 930mL/h |
静かさ | 21db〜 |
サイズ | W427×D371×H738mm |
浄化方式 | 「プラズマクラスターNEXT」空気浄化&フィルター浄化 |
加湿方式 | 気化方式 |
吸引位置 | 後面 |
マイナスイオン | プラズマクラスターNEXT |
プラス機能 | プラズマクラスターNEXT ワイドスピード循環気流 効果実感モード ホコリブロックプレフィルター 自動掃除パワーユニット |
日立「クリエア EP-NVG110」 | |
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高級感のあるガラスパネルはお手入れしやすくデザインも上品。3つのフィルターでしっかり集塵・脱臭し、脱臭フィルターはつけおき洗いをすれば、脱臭力が回復するのもうれしいところ。加湿もこれ一台でOKです。さらにターボ運転と斜め吹き出しでお部屋に漂う花粉をより速く、しっかり捕集。最初の10分間はターボ運転で以降はダストセンサー検知により自動で運転を切り替えてくれます。 | |
価格 | ¥50,760 |
清浄スピード | 6分 |
最大適用畳数 | 48畳 |
加湿量 | 800mL/時 |
静かさ | 14db |
サイズ | W360×D291×H673mm |
集塵方式 | ファン式 |
加湿の機構 | ポンプタイプ |
吸引位置 | 後面 |
フィルタ寿命 | 10年 |
プラス機能 | 肌保湿モード アレルオフ微細じんHEPAフィルター |
以上、おすすめな高級空気清浄機5選の紹介でした。
普通の空気清浄機と高級な空気清浄機に違いはあんまりないのではないかと思いがちですが、意外と効果として違いはあります。
もしも少し余裕があるのであれば、少し高級な空気清浄機も検討してみるといいかもですね。
最後に、桁が全然違う超高級な空気清浄機を調査してみましたので紹介します。
超高級な空気清浄機の紹介
Amazonで空気清浄機を調べて、価格順に並べてみると予想を遥かに超える金額の空気清浄機がありましたので紹介します。
一番高い空気清浄機として「Alen BreatheSmart fit50空気清浄機withオークカバー」があり、値段がなんと100万円。
口コミも書かれていましたが、すべて外人の口コミで日本語の口コミはなかったですね。
二番目に高い空気清浄機として「Fellowes Aeramax空気清浄機W」、値段は約58万円。
三番目に高い空気清浄機として「気清浄機HEPAフィルタ高品質Atmosphere」、こちらは二番目とあまり変わらず約57万円でした。
世の中には普通では手が届かないような高級すぎる空気清浄機があることがわかりましたね。
ものすごいこだわりがない限り、今回紹介したおすすめの高級空気清浄機で問題ないかと思います。
まとめ
以上、高級な空気清浄機の情報まとめとオススメをご紹介しました。
高級な空気清浄機は、機能や性能で以下のように優れていることがわかりました。
機能面
・加湿・除湿付き
・自動お掃除機能
性能面
・0.3μm以下の浮遊物・ウイルス等を除去
・高速で浮遊物を除去
・IoT化が進んでいる
室内の空気は、以下が原因で外気以上に汚れているということもあります。
・外気の花粉
・黄砂
・排気ガス
・身体から出るフケ
・衣類から出る繊維クズ
・ダニの死骸やフン
これだけにとどまらず、建物の建材や化粧品、洗剤からの化学物質など、室内のあらゆるものが空気を汚しているのです。
なので身体に有害な物質を除去し、自然と深い呼吸をしたくなる室内空気を得るためにはやはり空気清浄機は生活必需品です。
ご家庭にあった空気清浄機に出会えるよう、悔いのない空気洗浄機選びをしてくださいね♪
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